辻おさむ市政レポートNo.185 「愛国心」強要もちこむ暴挙

辻おさむ市政レポートNo.185(2012.6.27.)

日本共産党尼崎市会議員 辻 おさむ

辻おさむ市政レポートNo.185はこちら(PDFファイル)

国旗掲揚強制条例 「愛国心」強要もちこむ暴挙

・否決された修正案の復活 「多数さえ取れれば」の論理
・最大の問題 「愛国心の強制」は修正されない
・修正案の特徴 問題点

辻おさむ市政レポートNo.185 本会議質問 なぜ愛国心の強要を持ち込むのか

辻おさむ市政レポートNo.185(2012.6.27.)

日本共産党尼崎市会議員 辻 おさむ

辻おさむ市政レポートNo.185はこちら(PDFファイル)

委員会で否決された公明党修正案
本会議で異例の提案で可決

公明党修正案にたいする本会議質疑

2012 年6 月26 日
辻おさむ

▼なぜ愛国心の強要を持ち込むのか

日本共産党議員団の辻おさむです。
ただいま上程されました「尼崎市国旗の掲揚に関する条例案」の公明党修正案について、質疑をおこないます。

今日は、傍聴者の方も沢山おられますけれども、質疑では、賛否を言わないことになっておりますので、その範囲での提案者の考えを質してまいりたいと思います。

「尼崎市国旗の掲揚に関する条例案」は、2月議会に新政会から提案され、この場で、私が質疑をおこないました。その後、総務消防常任委員会で、2月27日、4月24日、6月15日と3回にわたって審議され、その中で、各会派から、様々な質疑や問題点の指摘がされました。

▼これまでの論点

その主なものは、
① 日の丸に関して、市民の間に様々な感情があり、とりわけかつての日本軍が日の丸を推したてて中国、朝鮮、台湾、東アジア各国を侵略していった歴史について、どのように認識しているか。
② 侵略戦争に対して日本政府の見解である1995年の「村山談話」に対する評価
③ 国旗国歌法は、国旗に関して「デザイン」を決めただけであり、当時の政府答弁でも「強制するものではない」と繰り返し答弁していることに対する認識
④ 学習指導要領を越えた強制規定の是非
⑤ 愛国心の「形」、愛国心を強制することの是非
⑥ 国民の幸福追求権は、「立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」という憲法13条、「思想・信条の自由は、これを侵してはならない」とする憲法19条との関係―などなど、沢山ありました。

▼否決された修正案の復活について

2月27日と4月24日の総務消防常任委員会では、公明党のお二人は、「継続審査にしよう」といった以外、一言の発言もありませんでした。

それが、6月15日の総務消防委員会に、公明党の二人の委員名で「修正案」を提出されました。

総務消防委員会では、新たな国旗掲揚強制に反対する陳情がだされ、各口頭陳述者も、口々に「修正案にも反対」の意思表示をされました。

多くの市民が見守る中、総務消防委員会では、公明党の修正案は賛成少数で否決され、新政会の原案も賛成は新政会の1人だけで否決されました。

市民が喜んだのも「束の間」、本日、総務消防委員会で提案されたものと、全く同じ修正案が、本会議に提案されました。まるで恐ろしい悪魔が蘇ったような驚きと怒りで、今日も大勢の市民が傍聴に駆けつけています。

今日の提案で違うのは、提案者が委員会の2人から、副議長を除く公明党8人の提案になったことです。これは、委員会での個人的な修正案から、ほぼ全員の名前で本会議に出されたということは、会派としての考え方だと受けとめるべきでしょう。

そこでお聞きします。 委員会で否決された修正案を、本会議で再び提案させ、復活させるという、そこまでして日の丸掲揚を強制させようとする、あるいはこれまでにない対応をされる意図はなんでしょうか?

▼危惧される内容が払拭できたのか

さて、修正案の内容は
① 国旗国歌法、教育基本法、学習指導要領を削除すると同時に、「子ども」の表現を削除し「市民」に含める。
② 国旗掲揚義務づけの対象施設から教育委員会所管施設をはずし、本庁舎、支所、消防署・分署に限定する。
③ 掲揚する時間を、「利用に供する時間」から、「市職員の執務時間」にする。「利用者」という表現を削る。
④「式典及び行事」を「式典等」にする。式典等の内容は不明なことになってしまいます。
⑤ 学習指導要領による入学式、卒業式は「掲げるものとする」式典であることを明記する。
⑥ 議場については、新政会の原案通り。
⑦ 実施日を「公布の日」にする―――などです。

問題は、「これで危惧される内容が払拭できたのか」という点です。

▼侵略戦争への認識について

範囲を狭めたとはいえ、これまで尼崎になかった国旗の掲揚義務付けを公明党として提案しているのですから、国旗についての認識が問われるのは、新政会と同じ立場に立つものと考えます。新政会に対しておこなった質疑をそのまま、公明党にも聞かなければなりません。

そこでお聞きします。
国旗問題は、もともと、国民の意見も大きく2分している上に、繊細で微妙な事柄です。提案者はそのことをどう認識しているのでしょうか。

かつて、日の丸をかかげて、日本がアジア各地に侵略していった事実をどう認識しているのでしょうか。

また、侵略をうけた国の方々が多く尼崎に住み、働き、納税しています。条例化をすることは、こうした人たちとの友好を阻害することにもなります。これは、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与することに逆行するのではありませんか。

新政会の場合、この場でお答えいただいたのと、委員会で各提案者にお聞きしたのとでは、認識がそれぞれ違いました。会派としての意見なのか、個人としての意見なのか明確にしてお答えください。

▼「村山談話」について

さて、先の戦争にたいする政府の公式見解は、1995年8月15日の「戦後50周年の終戦記念日にあたっての記念式典」に際して、当時の村山富市総理が、閣議決定に基づき発表した声明、いわゆる「村山談話」です。

この談話は、日本が「植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与え」たことを「疑うべくもないこの歴史の事実」とし、「痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明」したことが特徴です。

その後も、森内閣、小泉内閣、安倍内閣、福田内閣、麻生内閣と、公明党が与党だった歴代内閣でも、繰り返し「村山談話」を堅持する立場を表明しています。

とりわけ、タカ派として知られ首相就任前に、村山談話に対し批判的な発言をしていた安倍晋三内閣でも、2006年(平成18年)10月5日、安倍首相が、衆議院予算委員会で、村山談話について「アジアの国々に対して大変な被害を与え、傷を与えたことは厳然たる事実」であることは「国として示した通りであると、私は考えている」と再確認し、「私の内閣で変更するものではない」と明言しました。

そこでお聞きします。公明党が与党だった歴代内閣が『村山談話』の再確認という形で、侵略の事実を認めていますが、提案者の公明党もその立場なのでしょうか。

▼修正案の内容について

次に、修正案の中身について、伺います。

「愛国心」強制規定

第1条のうち、国旗国歌法、教育基本法、学習指導要領など根拠法を削除しています。

もともと、国旗国歌法は、国旗のデザインを決めているだけですから、削除されても問題はありません。

同時に、「子ども」の表現が削除されていますが、委員会の説明では、「子ども」も「市民」に含めるとのことですから、内容の変更はありません。

問題は、「わが国と郷土を愛する意識の高揚に資する」という文言を残していることです。

「わが国と郷土を愛する意識」とは、すなわち「愛国心」です。つまり、「本市の施設」「式典等」で、国旗を掲げることによって「愛国心」の「高揚に資する」ことを目的にすることになります。

法律で、「愛する心」を規定したり、「愛する形」すなわち「国旗の掲揚」という形を押し付けることは、憲法13条、および19条に違反する行為となりうる可能性があります。

条例化は、「国や郷土を愛する意識」をすなわち「愛国心」を一定のものと決めつけることにつながります。

日の丸を見ることによって、自国の国旗、他国の国旗を尊重する態度が培われると思っている人々の思いを条例によって押し付ければ、市民が自由に物事を受け止める内心的自由を侵すことになってしまうのではないでしょうか。

そこでお聞きします。なぜ、修正にあたって、「わが国と郷土を愛する意識の高揚に資する」という文言を残したのでしょうか?

対象施設について

次に、第2条の対象施設の問題です。

修正案では、対象施設から教育委員会所管施設をはずし、本庁舎、支所、消防署・分署に限定しています。

お聞きします。教育委員会所管施設をはずしたのは、なぜでしょうか?

また、本庁舎、支所、消防署・分署に限定したのは、なぜでしょうか?

それ以外の施設、つまり、国旗を掲げる施設と、掲げない施設に分けたのはなぜでしょうか?

入学式・卒業式 での強制

次に、第4条 式典関係です。

修正案は、「式典及び行事」を「式典等」に変更するものです。式典等の内容は不明確です。委員会では、色んな行事があり、議会側ではわからないので、「当局に決めてほしい」という考えのようでした。

ついで、「学習指導要領により国旗掲揚が必要とされている式典等に限る」という文言がつけられました。入学式、卒業式は「掲げるものとする」式典であることが事実上、明記されたわけです。

委員会の質疑では、第4条で学習指導要領の括弧書きを削除すると、学校の式典等のうち学習指導要領対象の式典以外のものも、すべて掲揚対象となってしまうので、「技術的なもの」だという説明でした。そうでしょうか。

委員会では、法制課が、「掲げるものとする」ということなので、「強制ということになってしまうんかもわかりません」。さらに、「強制ということであっても学習指導要領の趣旨に反するというものではないと思う」と答弁しています。ようするに、「強制になる」ということを認めているわけです。ここが問題なんです。

委員会での提案者は、「敬礼」が伴わなければ、「強制にならない」との持論を述べておられましたが、法制課は明確に「強制になる」との見解です。

現在も、入学式、卒業式で日の丸が掲げられているのは知っています。今は「学習指導要領」に基づく掲揚です。ところが、条例化されると、それは同じ行為でも、条例にもとづく「強制」になるんです。

そこでお聞きします。掲揚の対象に教育指導要領にもとづく入学式、卒業式をわざわざ規定することは、提案者の意図に反して「強制することになる」のではありませんか?答弁をお願いします。

「敬礼チェック」

次に、「敬礼チェック」
について伺います。
新政会の提案者は、今回を皮切りに、今後も改善を求めていくとしています。すでに入学式で、規律と斉唱のチェックを求める質問も行われています。

そこでお聞きします。「敬礼チェック」について、どのように考えておられるのでしょうか。?
また、将来、行わないための保証をどのように担保するのでしょうか?

■仙波提案者の答弁

●本会議提出
委員会で否決された修正案をなぜ出すかということですけれど、私たち、委員会で可決を求めて修正案を提出いたしました。残念ながら賛同者が少なく、否決されましたけれども、本会議で再度提出できるという機会があれば、可決をめざして提出をすると、そういう理由で提出をいたしました。

●国旗への認識

つぎに、国旗問題についての認識ですけれども、国旗問題については、戦前、戦中を通して軍国主義という事実、また戦争という事実を連想して非常に一部につよい反対論、また拒否感があるということは十分に認識しております。

●友好への逆行

つぎに、侵略を受けた国の方々が尼崎に住んでいるんですけれども、条例化することは、逆行するのではないかということですけれども、日の丸を、また自国の国旗を尊重するということにつきましては、そうすることによって、他国の国旗あるいは、国民をも尊重することはできる、またそういうことになり、国際社会の平和と発展に寄与することに逆行するとは、私は、思いません。

●愛国心の未修正

つぎに、修正に「わが国と郷土を愛する意識の高揚に資する」という文言をなぜ残したのかということですけど、日の丸を目にし、日常的に接するということは、日本人としてのセルフアイデンティティ、あるいは、日本人としてのプライドを持つことになり、自国を愛する意識も高揚するんではないかというふうに考えております。

●対象施設

つぎに、教育委員会所管の施設をはずしたのはなぜかと、また国旗を掲げる施設と掲げない施設を分けたのはなぜかということですけれど、国旗を掲げる施設と、掲げない施設を分けたというよりは、教育施設については大変根強い反対があるということを認識した上で、教育関係の施設を削除して、市が直接管理し、正職員がいる官公庁舎に限定したものです。

●入学式、卒業式

つぎに、掲揚の対象に入学式、卒業式を規定することは強制することになるのではないかということですけれども、これは委員会で答弁しましたように、修正案をつくるときの技術的なものであること、また「強制」とは、日の丸に「敬礼」をさせることであると思いますので、私は掲揚については強制とは考えておりません。

●敬礼チェック

つぎに、「敬礼チェック」ですけれども、「敬礼チェック」については。不要と考えております。ただし、職場においては、指導要領にもとづく職務命令には従うべきだと考えております。

将来行わない保証の担保ということですけれども、私が言える立場ではないと思いますんで、現場の運用になると思います。

●村山談話

それから、侵略した事実、あるいは「村山談話」で侵略の事実云々ということですけれども、戦争という暗く悲しい出来事というのは、私は歴史観、あるいは時代認識として捉えるべきであると考えております。国旗が戦争を引き起こしたわけでもなく、あるいは、軍国主義に傾斜させたわけでもありません。国旗と戦争は。全く別次元の問題でありまして、そういう風に整理、議論すべきと考えております。

ゆえに、今回提出した修正案とは、別の問題であると思いますので、答弁は控えます。

■第2回登壇

辻おさむ

1回目のお答えをいただきました。

日の丸と戦争の問題については、別次元の問題だということなんですけれども、その一方で、先ほどの答弁で、「軍国主義、戦争の事実と連動して拒否感をもっていらっしゃる市民が沢山いらっしゃるということは、認識している」とのご答弁だったんですよね。つながりがあるんですよ。

たしかに、日の丸が戦争を起こしたわけではない、軍国主義をすすめたわけではありませんけれども、日の丸がそのためのお先棒をかつがされた。2月のときにも、戦場にいくときに真っ先に日の丸を掲げた人が行ってそこに日の丸を立てる行為があったことが、当時の教科書に書かれていることを紹介しましたけれども、まさに一体のものであると思います。

それから、教育施設について、「根強い反対意見があるので、はずしました」「官公庁に限定した」ということなんですけどね、修正案に対しても、市民の方が口頭陳述の中で言われたんですよ、官公庁に対しても根強い反対があると私は思ってるんですね。
だから、ここだけ残すという意味がよくわかりません。

それから、「技術的」理由で学習指導要領にもとづく式典を残したということなんですけれど、確かにそういうことを総務委員会でも言われてました。

そのうえにたって法制課は「強制になります」と、いうご答弁だったんですよね。

ですから「技術的」理由だといわれるんですけれども、「技術的」理由だとしても、ここに書き込んだことが「強制」になってしまっているということは、技術的にまだ未熟な技術が、まだここに残っていると考えざるを得ないと、思います。

それから「村山談話」の問題なんですけれども、これは1問目でも言いましたように、歴代内閣がずっと再確認している問題なんですよね。全く別の問題だからとお答えになりませんでしたけれど、すでに政府の方針として確定し、公明党さんが与党の内閣で何回も再確認されておりますのに、なぜここで、それが表明できないのか、よくわかりませんので、再答弁をお願いいたします。

▼「村山談話」否定に手を貸すことに

かつて日本がアジア各地へ侵略戦争をしていったことに対する認識について、私は、2月議会で原案の提案者である新政会の提案者にお聞きしました。

これにたいする本会議での答弁は「先の大戦が侵略であったか、自衛であったか、両面持ち合わせたものか、議論があるところだと認識しております」とのことでした。

のちに総務消防委員会で、会派議員が問いただしたところ、「さきの大戦が」といったのは、「太平洋戦争まで、すべて含んだ」ものと言い訳されて、その後、「満州国建国、盧溝橋から端を発した日中戦争から、そういった部分については侵略という部分が確かに該当するんだと私は思います。」と、侵略戦争であることを認められました。2月の委員会で、他の新政会の提案者の認識は、どうだったでしょうか。
バラバラです。

ある委員は、「肯定も、否定もしません」。こういうお答えでした。

また、ある委員は「両論あると思う」と答えられたうえで、「それがどちらかというのは、今の私たち戦後生まれにそれを判断しろといっても、書物を読んで、いろんな論理はある」と答えられ、結局は「主観の違い」だと、歴史の真実にあいまいな態度でした。

そして、別のある委員は、個人的な考えだとしながらも、明確に「侵略戦争ではなく、自衛の戦争だったということで、私は「村山談話」は違ってると思ってます。」と答えられました。

歴代内閣の正式の見解をも否定する考えの方が、国旗掲揚条例を提案されているんです。

2008年、麻生内閣のときに、政府見解と異なる認識を示した論文を発表したとして航空幕僚長が更迭されました。本人も国会のなかで「村山談話と異なる見解を表明したということで更迭をされた」との認識を示しています。公明党が与党だった麻生内閣の出来事です。

「村山談話」と異なる見解を、官僚や、公務員が言ったら大変な問題になる、そういう性格のものです。

さきの戦争では日の丸を先頭に掲げられ、日の丸の旗で戦地へ送り出された歴史があります。

「侵略戦争であった」ということと「そうではなかった」ということでは、全く意味が違ってきます。

そこでお聞きします。

原案提案者が「侵略戦争ではなく、自衛の戦争だった」「村山談話は違ってる」という発言をしていることについて、修正案提案者は、どのように考えておられるのでしょうか。

また、「村山談話」を否定する考えで提案された原案が、委員会で否決された上で、今回、さらに本会議で修正案を提案されたことで、規模が縮小されたとはいえ「国旗の強制条例」が復活することになりますが、「村山談話は違っている」という考えに手を貸すことになりませんか?

■ 仙波提案者答弁

質疑のお答えいたしますけれども、辻議員と私の認識は大変違っておりまして、平行線になるんではないかと思うんですけれども、第1問でもお答えいたしましたように、あくまでも戦争というものは悲惨なものであり、二度と戦争を起こしてはならないと思います。

そして、どれほど、この戦争によって不幸な方々が誕生したか、生まれたか、そのことは日本人であれば誰しも思っている共通のことと思います。

それと、なぜ日の丸が結びつくのかということは、私は、とても理解できません。

日の丸はいま、オリンピックでも背負ってたたかい、そして優勝すれば表彰されてそれを見て涙する人もおります。

ですからあくまでも当時の軍国主義者によって、日の丸というのは利用されたというべきでありまして、それを戦争イコール戦争、戦争イコール悪、そういった考え方について、私は、理解できません。

ですから、先ほどの答弁と同じように、この原案者が「侵略でなく自衛の戦争であった」といわれていることと、「村山談話」については、まったく私たちが出した修正案とは関係がない事柄でありますので、答弁は控えさせていただきます。

第3回登壇

辻おさむ

戦争が不幸な事態を招いている、このことはどなたも違いはないと思います。

問題はその戦争に駆り立てられた、そのときに日の丸が利用され、結びついて記憶に残っている。その事実をどう認識するかということなんですよ。

朝の連ドラの「梅ちゃん先生」や「カーネーション」でも、戦争中に日の丸で送り出された歴史が描かれています。

そのことをしっかり認識する必要がありますし、「村山談話」を、なぜ「そのとおりだ」という答弁を避けなければならないのか。関係あるかないかは別にしても、なぜ避けなければならないかはよくわかりません。

「修正案」は修正部分ということもあるんですけれども、日の丸条例は、いま、ないんですよ。

いまある「日の丸条例」を修正するならわかりますけれど、ないものをゼロからつくるわけですから、本来の原案含めての考え方を、答弁いただきたかったと思います。

▼ 問題は「愛国心」の強制

さて、いろいろ聞いてまいりました。
要するに修正案は、掲揚する施設を、現在でもほとんど掲げられている本庁舎と支所、消防署・分署に限定し、現在おこなわれている学習指導要領にもとづく入学式、卒業式での掲揚を義務づけ、他の式典については当局に任せようということのようです。

あまり大きな変化はないので良いだろうという考えのようでありますけれど、そうでしょうか。

大きな変化がないのであれば、何のために条例を制定するのでしょうか。あまり意味がありません。

問題はそこにあるのではなくて、「わが国と郷土を愛する意識の高揚に資する」=つまり愛国心への強制を持ち込むことにあります。

日の丸に対する個々人の感じ方、考え方は自由であり、それを保障することが民主主義社会をかたちづくる原理ではないでしょうか。

この点から今回の条例案は憲法違反問題を含んでいると言わざるを得ません。

「国や郷土を愛する心に「日の丸」が資する」これも一つの考え方ですが、それを押し付けてはなりません。

▼ ファシズムへの警鐘

いま、大阪の橋下市長の人気にあやかろうという動きが活発です。一方で橋下市長の手法から、ファシズムを警戒する意見も増えています。

ファシズムの文化を研究されている京都精華大学の教授の言葉を紹介します。
「ナチズムは、600万人のユダヤ人、50万人以上のロマの人たち、多くの同性愛者、障がい者、アルコール中毒者などを殺しました。しかし真っ先に弾圧したのは「エホバの証人」信者でした。
彼らの戒律のうち、国家儀礼の拒否、つまり国旗への敬意の表明や国歌を歌うことを拒否することを一番の脅威だと感じたからでした。つまり、国家儀礼を拒否する国民の排除が必要だったのです。」というものです。

◇   ◇

愛国心は誰にでもあると思います。しかし、その形は千差万別です。ひとつの形に強制する必要はありませんし、国旗や国家儀礼への強制が不幸な歴史を作り出してきた事実があるだけに、慎重かつ厳格にとりあつかわれるべきです。

質疑ですので、賛否の表明は行いませんが――最初は小さく、「これぐらいなら、いいかぁ」と思っていたら、「いつの間にか、ものが言えなくなっていた」――これが歴史の教訓であることを申し添えて、質疑を終わります。

ご清聴ありがとうございました。

早川すすむ市政報告 第220号 公明党「日の丸条例」修正案が本会議で再提案!!

早川すすむ市政報告 第220号 2012.6.26.

日本共産党尼崎市会議員 早川すすむ

早川すすむ市政報告第220号はこちら(画像PDFファイル)

委員会否決された公明党「日の丸条例」修正案が26日の本会議で再提案!!

市民の良識で日の丸条例を否決 6月18日の総務消防委員会
国を愛する気持ちを条例で縛らないで
異例・特異 一度否決されたものが復活

「こんにちわ日本共産党議員団です!」第137号を発行しました

日本共産党議員団ニュースNo.137 2012.3.24.

一緒に考えてみませんか?
今なぜ「日の丸」の強制条例なのか

大阪市では、「維新の会」と自民党・公明党が「日の丸」掲揚、「君が代」斉唱を義務付ける条例を可決させました。これに歩調を合わせるように、尼崎市議会でも、新政会が「日の丸」義務付け条例を議員提案しました。

新政会の条例案は、国旗国歌法、学習指導要領の趣旨を踏まえるとし、
1.市のすべての施設で、執務時間中に国旗を掲揚する
2.市が主催する式典及び行事で、国旗を掲げる
3.議場では、国旗を議長席の背面に市旗と並べて掲揚掲げるというものです。(条文↓)

日本共産党議員団の想い  押し付け(強制)はいけない

日本共産党議員団は、スポーツの国際試合で国民の皆さんが「日の丸」を振って、応援をするのは、自らの意志で「白然な気持ち」の表れだと思います。
しかし、決して「押し付け」てはならないと考えます。

尼崎市国旗の掲揚に関する条例案

(この条例の目的)
第1条 この条例は、国旗及び国歌に関する法律(平成11年法律第127号)、教育基本法(平成18年法律第120号)及び学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)の規定による学習指導要領の趣旨を踏まえ、本市の施設、本市が主催する式典及び行事並びに尼崎市議会の議場(以下「議場」という。)における国旗の掲揚等について定めることにより、市民、とりわけ次代を担う子どもが伝統と文化を尊重し、それらを育んできたわが国と郷土を愛する意識の高揚に資するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うことを目的とする。

(用語の定義)
第2条 この条例において「本市の施設」とは、尼崎市教育委員会の所管に属する学校及び本市の事務又は事業の用に供されている施設(本市以外の者が所有する施設及び本市職員が勤務する公署でない施設を除く。)をいう。

(国旗の掲揚)
第3条 本市の施設においては、その執務時間(地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条第1項に規定する公の施設にあっては、その利用に供する時間)中では、国旗掲揚台その他の掲揚のための施設(以下「掲揚施設」という。)がある場合は当該掲揚施設に、掲揚施設がない場合は来所者又は利用者の見やすい場所に国旗を掲げるものとする。

第4条 本市が主催する式典及び行事においては、舞台等がある場合はその正面に、舞台等がない場合は参加者の見やすい場所に国旗を掲げるものとする。

第5条 議場においては、国旗は、議長席の背面に市旗と並べて掲げるものとする。
付則 この条例は、平成24年4月1日から施行する。

これまでの政府などの公式発言は・・・

政府

1999年に国旗国歌を強行した当時の小渕恵三首相は、「法制化に当たり、国旗の掲揚等に関し、義務付けは考えていない」と繰り返し答弁。

天皇

2004年秋の園遊会、招待招待客の東京都教育委員が、「日本中の学校で国旗を揚げて、国歌を斉唱させるのがわたしの仕事でございます」と話すと、天皇は、「やはり強制になるという考え方でないことが望ましいですね」と発言。

市長

稲村市長は、国旗について、「それぞれが愛着を持ち、自然に対応することが大切ではないかと思っております。そういったことから、条例化までの必要性は感じていない」と答弁(昨年6月議会)。

◆教育長

教育長は「学習指導要領に基づき、適切に行われている。また、入学式、卒業式においても問題となるような報告は受けていないので、条例化の必要はないと考えている」と答弁(昨年6月議会)。

国旗・国歌は、「強制しない」が大原則ではないでしょうか

「日の丸」条例の論議から

今回、日本共産党議員団が行った本会議質疑と総務消防常任委員会での条例審議で明らかになった特徴を紹介します。

【歴史認識】 アジア侵略を「自衛の戦争」

「日の丸」には、先の戦争で「占領したところに真っ先に立てる」と侵略のシンボルにされてきた歴史があります。
日本の戦争責任を認めた「村山談話」や中国侵略について、議案提出議員からは「先の戦争については両論ある。戦後生まれの私たちに判断しろといっても」と明言を避けたり、「個人的には、自衛の戦争だと思っている。村山談話は違う」など、日本がアジア諸国に侵略していった歴史の真実を見ず、侵略戦争への反省もない発言が相次ぎました。

中国鞍山市との友好都市提携30周年に影

今年30周年となる尼崎市と中国鞍山市との友好関係の悪化が懸念されます。
河村名古屋市長は、友好都市提携を結んでいる南京市の訪日代表団に対し「南京虐殺はなかった」と発言。この発言に、南京市は、名古屋市との交流を一時停止すると発表。中国外務省も南京市の今回の措置について「理解し、支持する」と述べています。
河村発言について、提出議員は「肯定も、否定もしない」と発言しています。

村山談話って?

1995年8月15日に、当時の村山内閣総理大臣が「戦後50周年の終戦記念日にあたって」という談話で、日本政府として初めて、第二次世界大戦を「侵略戦争」と認めたもの。その一節に、「わが国は、遠くない過去の「時期、国策を誤り、(中略)植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。」とあります。

【強制】職務命令違反は処分の対象

「職員が条例に違反した場合、行政処分の対象になるかどうか」の問題について、提出議員からは「強制はしない」「処分は求めない」と答弁がありました。
しかし、市当局は「条例が制定されれば、掲揚業務は、行政事務となり、職務命令となる」「(職務命令違反は)処分(訓戒など)の対象となる」との見解を示し、事実上、強制となることが明らかになりました。

強制しない? 処分は求めない?

「処分を求めない」という新政会ですが、予算総括質疑では「過去に小学校で起立しない教職員がいたとの報告があった。今月末の卒業式でまた不起立があればどのような対処、処置をされるのか」と教育長に迫りました。どっちが本音でしょうか。

【市民合意】 「拙速」 市民意見きかず

陳情締め切り日に条例提案を公表し、市民の意見表明権を奪うやり方に猛烈な批判が起こっています。

議運委員でもある提出議員は「陳情締め切り口を知らなかった」と答弁(本会議答弁)。
「事前に広く市民の意志は確認したのか」との質問には一般のパブコメまではしていないが、我々の周りでは…」「拙速かもしれないが、ルールにのっとっている」など強弁。広く市民の声を聞く意思がないことが明らかになりました。

市議会での審議の経過

条例案は、2月13日、議会運営委員会で内容が示され、17日の議運で議案として確認されました。
2月20日の本会議では、日本共産党議員団と緑のかけはしの議員が、提案者である議員に質疑をおこないました。

「継続」審議に

2月27日の総務消防委員会では、「市民合意もなく、拙速だ」「内容が不明確」などの意見が相次ぎました。
日本共産党議員団は、
① 住民に広く知らせることなく進められていること
② 国際通念や政府見解を否定した特殊な歴史観に基づく提案であること
③ 条文があいまいで恣意的に解釈されかねないこととし、
「条例制定の必要性もなければ、手続きも内容も欠陥があり、『廃案』にすべきもの」と主張し、継続審査に反対しました。
しかし、他会派は「議論が不十分」だとして継続審議となりました。

次回の審議は、4月24日10時から総務消防委員会で行われます。

辻おさむ市政レポートNo.180 今なぜ「日の丸」を押しつけるのか

辻おさむ市政レポートNo.180(2012.3.4.)

日本共産党尼崎市会議員 辻 おさむ

辻おさむ市政レポートNo.180はこちら(PDFファイル)

今なぜ「日の丸」を押しつけるのか
2月議会 新政会が「日の丸」義務化条例を提案

2月議会に、新政会の10人が突然、「国旗掲揚に関する条例案」を提案しました。
条例案は、国旗国歌法、学習指導要領の趣旨を踏まえ、
①尼崎市の212か所すべての公共施設で、執務時間中に、国旗を掲揚する
②市が主催する式典・行事で、国旗を掲げる
③議場では、国旗を議長席の背面に市旗と並べて掲げる――というものです。

条例案は、2月13日の会運営委員会で内容が示され、17日の議運で正式に受理されました。

2月20日の本会議では、日本共産党議員団と緑のかけはしが、提案者である議員に質疑をおこないました。

「継続」審議に

2月27日の総務消防委員会では、「市民合意もなく、拙速だ」「内容が不明確」などの意見が相次ぎました。 日本共産党は「不備な条例は取り下げを」と要求しましたが、他会派が「議論が不十分」だとして継続審議となりました。

市民から「反対」の声と運動おこる

2月11日の新聞報道で条例案提出の動きを知った尼崎市教職員組合、尼崎市平和委員会、新婦人尼崎支部から条例反対の陳情がだされ、尼崎市職労、高教組尼崎支部などから各会派への要請がだされました。 また「ストップ日の丸緊急行動」が取り組まれ、26日に市民集会、市役所前座り込み行動がおこなわれました。

 

今回、新政会の議員は、「市長が条例を制定しないのなら、私たちが」と議員提案。条例審議の特徴を紹介します。

歴史認識 アジア侵略を「自衛の戦争」

 「日の丸」には、先の戦争で「占領したところに真っ先に立てる」と侵略のシンボルにされてきた歴史があります。 日本の戦争責任を認めた「村山談話」、中国侵略について、議案提出議員からは「両論ある。戦後生まれの私たちに判断しろといっても」と明言を避けたり、「個人的には、自衛の戦争だと思っている。村山談話は違う」など、日本がアジア諸国に侵略していった歴史の真実を見ず、侵略戦争への反省もない発言が相次ぎました。

日中友好 中国鞍山市との友好都市提携30周年に影

 今年30年となる中国鞍山市との姉妹提携友好関係が懸念されます。名古屋では河村市長が「南京大虐殺はなかった」との発言で交流が途絶えています。河村発言について提出議員は「肯定も、否定もしない」との発言です。

国旗・国歌は「強制しない」が大原則

政府
 1999年に、国旗国歌法を強行した当時の小渕恵三首相でも「法制化に当たり、国旗の掲揚等に関し、義務付けを行うことは考えていない」と繰り返し答弁。

天皇
2004年秋の園遊会で、天皇は、「やはり強制になるという考え方でないことが望ましいですね」と発言。

稲村市長
 稲村市長は、国旗について、「それぞれが愛着を持ち、自然に対応することが大切ではないかと思っております。そういったことから、条例化までの必要性は感じていない」と答弁(昨年6月議会)。

教育長
 教育長も「学習指導要領に基づき、適切に行われている。また、入学式、卒業式においても問題となるような報告は受けていないので、条例化の必要はないと考えている」(昨年6月議会)。

強制 職務命令違反は処分の対象

「職員が条例に違反した場合、行政処分の対象になるかどうか」の問題について、提出議員は「強制はしない」「処分は求めない」と答弁。ところが、市当局は「掲揚業務は行政事務となり、職務命令となる」「(職務命令違反は)処分(訓戒など)の対象となる」との見解です。提出者がどう言おうと条例化で事実上、強制になることが明らかになりました。

市民合意 拙速、市民意見きかず

陳情締め切り日に条例提案を公表し、市民の意見表明権を奪うやり方に猛烈な批判が起こっています。議運委員でもある提出議員は「陳情締め切り日を知らなかった」と答弁(本会議)。「事前に広く市民の意志は確認したのか」との質問には「一般のパブコメまではいってないが、我々の回りでは…」「拙速かもしれないが、議会ルールにのっとっている」など強弁。広く市民の声を聞く意思がないことが明らかになりました。

手続きも内容も欠陥だらけ拙速、市民意見きかず

審議で明らかになったのは、①住民に広く知らせることなく進められていること
②国際通念や政府見解を否定した提案者の特殊な歴史観に基づく提案であること
③条例条文があいまいで恣意的に解釈されかねないこと
④議会の慣行を守ることのない提出のやり方であることです。

条例制定の必要性もなければ、手続きも内容も欠陥だらけの提案であることです。
日本共産党は継続せず「審議未了」を求めました。

議員提出議案第1号 尼崎市国旗の掲揚に関する条例

(この条例の目的)
 第1条 この条例は、国旗及び国歌に関する法律(平成11年法律第127号)、教育基本法(平成18年法律第120号)及び学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)の規定による学習指導要領の趣旨を踏まえ、本市の施設、本市が主催する式典及び行事並びに尼崎市議会の議場(以下「議場」という。)における国旗の褐揚等について定めることにより、市民、とりわけ次代を担う子どもが伝統と文化を尊重し、それらを育んできたわが国と郷土を愛する意識の高揚に資するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うことを目的とする。

(用語の定義)
 第2条 この条例において「本市の施設」とは、尼崎市教育委員会の所管に属する学校及び本市の事務又は事業の用に供されている施設(本市以外の者が所有する施設及び本市職員が勤務する公署でない施設を除く。)をいう。

(国旗の掲揚)
 第3条 本市の施設においては、その執務時間(地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条第1項に規定する公の施設にあっては、その利用に供する時間)中では、国旗掲揚台その他の掲揚のための施設(以下「掲揚施設」という。)がある場合は当該掲揚施設に、掲揚施設がない場合は来所者又は利用者の見やすい場所に国旗を掲げるものとする。

 第4条 本市が主催する式典及び行事においては、舞台等がある場合はその正面に、舞台等がない場合は参加者の見やすい場所に国旗を掲げるものとする。

 第5条 議場においては、国旗は、議長席の背面に市旗と並べて掲げるものとする。

 付則 この条例は、平成24年4月1日から施行する。

 

第17回議会定例会(2月議会)の主な議案と採決態様(略 PDFファイルをごらんください)

2011年6月議会 4件もの国への意見書案を可決

日本共産党尼崎市会議員団ニュースNo.132 (2011.7.7.)

6月議会では、4件もの国への意見書案を可決しました。日本共産党議員団は、4件とも、積極的に意見書提出を求めました。

沖縄県議会や市議会の意見書を尊重すべき

沖縄県民は米軍普天問飛行場の名護市辺野古への移設に強く反対し、沖縄県議会、那覇市議会、名護市議会で県内移設の撤回を求める意見書を採択しています。しかし、政府の対応は沖縄県民の強い意志を踏みにじるものであり、住民と議会の意思の尊重を求める請願が出されました。

新政会のみ採択に反対しました。

原子力発電に依存しないエネルギー政策に転換を

原発事故による放射能汚染は拡大し続けており、省エネ、自然エネルギーの利用促進、天然ガスの利用拡人、送発電分離による電力のさらなる白由化などを進め、原子力発電に依存しないエネルギー政策に転換するよう求めるものです。これは全会一致で、意見書を出しました。

同時に期限を決めて原子力発電からの撤退を求める陳情も2件ありましたが、「撤退」を明確にしているからと継続審査となりました。

あとの2件は、ペットボトル、アルミ缶などの分別収集・選別保管の費用などを製品価格に含めるなどの「容器包装リサイクル法の見直しを求める意見書」と農林水産業はじめ、すべての産業分野で影響の出る「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉は、慎項に検討を」で全会一致で意見書を国に提出しました。

2012年3月議会予算委員会 辻おさむ議員:平和施策に逆行する原爆被害者の会への補助打ち切るな

日本共産党尼崎市会議員団ニュースNo.130 (2011.5.15.)

2012年3月議会予算委員会 辻おさむ議員

平和施策に逆行する原爆被害者の会への補助打ち切るな

辻おさむ議員は、原爆被害者の会への補助金廃止問題をとりあげました。

尼崎原爆被害者の会の方たちは、66年前に広島・長崎で被爆し、病気の方も多く、平均年齢77歳という高齢化で会の運営も困難をきたしています。

ところが尼崎市は、行革推進プランにもとづき「団体補助金を見直す」として、尼崎原爆被害者の会への年額7万円の補助金打ち切りを提案。その代わりに「チャレンジあまがさき事業」への応募を原爆被害者の会に薦めていました。

辻議員は、「平和市長会議へ加盟する一方で、補助金廃止はおかしい」「会員は高齢化しており、他都市でも補助を続けている」「チャレンジあまがさき事業は協働推進を目的に、自立を促すもので、被害者の会の活動とは合わない」と、補助打ち切りの再考をもとめました。

市当局は、「本市の平和事業の中で考えていく余地がある」と答弁しましたが、あくまで補助金打ち切りの態度は変えませんでした。