12月議会・真崎一子議員の一般質問の発言概要です

 

〈第一登壇〉

 日本共産党議員団のまさき一子です。私は「国による学童保育の職員基準の改定」「阪急園田駅東側高架下の保育園建設」「公立小中学校のトイレの洋式化」と「おくやみ窓口の開設」を質問します。まず最初に国による学童保育の職員基準の改定についてです。厚生労働省は11月19日、内閣府が開いた地方分権改革の有識者会議で、学童保育(以後児童ホームと言います)について、職員配置数や資格を定めた国の基準を、事実上廃止する方針を打ち出しました。 子どもの安全確保や質の向上をねがう保護者・職員らの運動で導入された全国一律の基準をなくすもので切実な願いを踏みにじるものです。児童ホームは、厚生労働省が2015年度から①一教室に「放課後児童支援員」(以後指導員といいます)を原則2人以上配置する。②指導員は保育士や社会福祉士などの資格を持つとともに、都道府県知事の研修を修了する。という「従うべき基準」を設け、各市区町村に義務付けていました。厚生労働省は、職員確保に苦しむ地方からの提案を口実に「従うべき基準」を、拘束力のない「参酌すべき基準」に変更する方針です。自治体は条例改定をおこなって職員数などを自由に決められるようになるため、指導員の現行資格のない職員が1人で児童ホームを担うことも可能になります。政府は、この12月に閣議決定し、来年の国会に関連法の改定案を提出予定です。朝日新聞では「厚生労働省は、基準の一部緩和にとどめようとしたが、基準廃止などを訴える地方の声に押され方針転換した。全国知事会などは、基準を満たす人材を確保できないため、待機児解消がさまたげられていると主張。基準廃止を含む抜本的見直しを求めていた」とありました。

  • まず最初の質問です。尼崎市は児童ホームの開設や運営にあたり、有資格者の人員不足等が問題になったことはありましたか?また尼崎市として兵庫県や国に、指導員の無資格化や人員削減を求めたことはありましたか?あわせてお答えください。

園田高架下保育園建設について、お聞きします。保育所に落ちた、日本死ね」というネットの書き込みで、保育所には入れないママパパ達の声が大きくなり、国を動かすまでになりました。保育所待機児解消は日本の大きな社会問題です。とにかく待機児解消が優先で、子どもの生活環境が考えられていない、と感じる事例が少なくありません。たとえば線路の高架下につくられた保育園です。2013年の横浜市待機児数ゼロに貢献するとして、電鉄グループが運営する保育園が線路の高架下につくられました。関西で2015年に初めて高架下保育園が京都市に開設されました。国基準では高架下の設置を規定していないため、騒音、振動などのガイドラインもなく、市は問題がないと認可しましたが、専門家や保護者からは「保育の質が確保できるのか」と疑問と不安の声が上がりました。兵庫県内は今年12月に初めて阪急西宮北口の今津線ホームの高架下に開設予定です。資料をご覧ください。図1の保育園です。保育園のすぐ上が阪急今津線の駅構内になっています。駅ビルの飲食店や商業施設が隣接しています。児童ホームと保育園の間に園庭がありますが日が当たらない状況です。また図2が阪急宝塚線の高架下にある池田市公設民営の待機児解消保育ルームです。保育園のすぐ上を阪急電車が走っているのがわかります。高架下の倉庫かテナントを保育園にしたという印象でした。いずれも阪急電鉄が土地、建物を貸出するというものです。尼崎市でも、今年10月に待機児童が多い園田地域に認可保育園3か所を認可し、その1か所が阪急園田駅の高架下に市内で初めての保育園を開設するというものです。私は11月の健康福祉委員会で、所管事務調査をしました。その時の答弁を踏まえて質問をします。保育園の認可するにあたっては「選定委員会」があります。学識者、会計士、保育の経験者、計4名と市職員で、高架下保育園の新規開設の認可が行われました。

  • そこで質問します。「高架下保育園が子どもの生活の場としてふさわしいのか」という視点に立った審議はどのようにされたのでしょうか?審議内容をお示しください。
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  • 続いて、公立小中学校のトイレの洋式化についてです。今回私が、トイレの洋式化を取り上げようと思った出来事がありました。市長選挙の時、候補者について宣伝していると、通りかかった小学5年生の女の子3人から呼び止められました。「トイレを洋式にしてほしい。下級生が和式で出来ずにお漏らしをする子もいて可哀そう。私たちだって洋式がいい」との要望を聞きました。幼い下級生の状況を考えると心が痛みます。そして忘れかけていたことを思い出しました。実は内気だった私も幼いころ「先生おしっこ」が言えなくてお漏らしをして、泣いて家に帰ったことがありました。こんな出来事って一生記憶から消えないのだと思います。もしかするとからかわれていじめにあっていたかもしれない。学校に行くのが嫌になったかもしれません。また小学5年生と言ったら、初潮が始まる時期です。処置になれない場合は和式トイレでは生理用品を落としてしまいます。勇気を出して伝えたのはさまざまな理由があったのでしょう。子どもたちの要望をどうかかなえてほしいとの思いで今回質問にしました。

  • 質問:毎年何校、何カ所ずつなら改修可能ですか? また1校の改修費用はどれくらいかかるのでしょうか?

最後は「おくやみ窓口」についてお尋ねします。私は、市民から「尼崎市もおくやみコーナーを設けてほしい」という相談を受けました。Iさんは奥様を脳腫瘍で亡くしました。病気により突飛な行動に出られるために、Iさんはずーっとケアに付き添っておられました。その奥様が死亡され葬儀を済ませ、市役所に手続に来ました。初めての経験で何から始めたらいいのかわからず、市民課、国保課、介護保険課、年金事務所等に足を運び、それも何回も、何日も。疲れ果てたそうです。一つ一つ抹消手続きする中で、「死亡手続きは妻を2度死なせること、自分が妻を社会的抹消していくんだと思った。妻の死亡を再確認する辛さと、とてつもない淋しさを味わった。対応してくれる職員さんの接遇が重要。寄り添ってほしい」特に年金の抹消は、大変つらかった涙が止まらなかったと。愛する人を亡くし死亡の手続をする人でないとこの思いは想像できないでしょう。Iさんは、死亡手続きについて①来所者の大切な人を亡くした気持ちを察して寄り添ってほしい、と接遇への要望。②市民課の一角にプライバシーが守れる、おくやみコーナーを設置してほしい。③手続きの一覧表が欲しい。話を伺う中でこの人にはどんな手続きが必要なのか丁寧に教えてほしい。④次はどんな手続きと必要書類は何かおしえてほしい。⑤出来れば一括で出来る手続きは、各課を回るのでなく、係の人がコーナーに出向いてほしい。など、多くの要望を出されました。尼崎市は年間約5000人の方が亡くなられます。一日20人以上の来所者に対して、丁寧な対応というのは大変なことです。

  • 質問:高齢者の死亡、手続きするもの高齢者がこれから増えてきます。必要な手続き「ワンストップ窓口」等の対応について、Iさんのような市民の要望にどのように応えますか。見解をお示しください。

これで第1問目を終わります。第2問めからは一問一答で質問します

第2登壇〈一問一答〉

まず最初は児童ホームの職員基準についてです。市町村ごとにまったく異なる水準だった児童ホームの内容を、ようやく国が一定の基準を示したのが4年前。それでも、まだまだ不十分な点がたくさんあるのに、それをなくしてしまうというのですから、あきれてしまいます。その理由が、基準を満たす人材を確保できないため、というのですからまさに本末転倒。有資格者があつまらないのは処遇が悪いからです。

  • まずは尼崎市の児童ホームの職員の雇用形態と賃金についてお尋ねします。尼崎市の指導員はどんな雇用形態になっていますか。また賃金は、年収、退職金、社会保険、一時金、時間外手当等の制度はどのような状況ですか?

全国学童保育連絡協議会の2007年実態調査では、指導員の年収150万円未満は52.7%、150万円以上300万円未満が38.3%、300万円以上は9.0%です。半分以上が150万円未満です。退職金がない71.3%、社会保険がない37.5%、一時金がない58.0%、時間外手当が出ない35.4%です。これでは処遇の悪さで退職する指導員が後を絶たない状況です。尼崎市は 同じ保育士の資格を持っていても公立保育所の職員と児童ホームの職員とでは、身分と処遇が違います。ここに格差が生じており、指導員の処遇の改善が必要です。全国学童保育連絡協議会事務局長、高橋誠さんは「今回の方針が通ってしまうと、自治体の判断次第で、専門性のない大人が1人で多くのこどもと関わることも起こりえます。これで子どものいのちが守れるでしょうか。子どもにとって安心安全な場所を保障するためには、一人ひとりの子どもを理解し、専門性を持った指導員の複数配置が不可欠です。今回の方針は到底容認できるものではありません。「従うべき基準」を堅持するよう、国に対して強く働きかけていきたい」と述べています。

  • そこで質問します。国は自治体の裁量に任せると自らの責任を放棄しようとしています。尼崎市としては、これまでの「従うべき基準」を堅持するよう、国に働きかけてほしいと思いますがいかがですか。

尼崎市は全国に先駆けて小学校内に立地する、安心安全な公設公営の児童ホームを守ってきました。私は30年前娘ら、今は孫を児童ホームでお世話になりました。最近子どもの成長に感動した出来事がありました。それは孫が入所半年でけん玉で難しい技が出来たことです。1年目で百人一首を大人、兄姉よりも上手になっていたことです。指導員に集団遊びと集中力、競い合うことの楽しさ教えていただきました。運動会やドッチボールでは親の方が必死で入り込んでいました。そうできるのも指導員が子どもの成長を引き出すことが出来る、専門的心得があるからです。児童ホームを身近で見てきた、小学校の教師は、「児童ホームが専門性をなくしてしまったら、子どもが荒れる。ホームが崩壊する。子どもを束ねることが出来るのは専門的見地を持った職員だからです」ときっぱり言われました。

  • 私もその通りだと思います。そこで質問します国の基準を緩和する法案では、指導員は無資格者でも、また一ホーム一人でも構わないとしていますが、指導員の資格をなくすと児童ホームの質はどのように変わりますか?

私は国による基準撤廃をしたとしても、すぐにさま変わりするとは思っていません。でも10年20年30年後にも安心安全な公設公営の児童ホームを守るために、今基準を守らなければと思います。

  • 児童ホーム最後の質問です。従うべき基準から参酌すべき基準に変えるかどうかは、自治体任せということです。それならば条例改正も自治体任せということ、条例は変えないでほしいとお考えます。市の考えをお聞かせください。

続いて園田の高架下保育園についてです。私は選定委員の中で「生活の場としてふさわしい場所であるか」という疑問の声が上がらなかったことに対してとっても残念です。同じ保育の専門家である法人園長会の園長先生たちは、口をそろえては「高架下の保育園なんてとんでもない、私らは反対です」と言われました。選定委員会は、条例に逸脱していなかったら認可OKとする、当局の主導で行われているのではありませんか。資料の図3をご覧ください。今度高架下の建設予定の場所です。園田駅東に約200m行った高架下、現在は駐輪場・空き地となっています。両側に駅前から続く交通量の多い道路があります。園田の高架下は、電車の通過音、振動に加えて両側道路を走る車の騒音・振動そして排気ガスも心配です。また交通量が多く道路を横断するのはとても危険です。保育に必要なお散歩や公園遊びが困難、窓を開けることもできない環境です。二重、三重に保育園の立地条件としてはふさわしくありません。当局説明でも「電車の音や振動というよりも横を走る自動車やバス・トラックの音のほうがうるさかった」と答弁がありました。私もそのように思いました。続けて答弁で「もし保育に影響が出る騒音・振動がある場合は指導をしていく。現状況は適切な環境であると認識している」という事でした。

  • 1問めに続いて、選定委員会の審議についてお聞きします。今回の園田高架下保育園の環境については「適切な環境であると認識している」とされています。保育の質を保つ上で、窓も開けられない、散歩に行くにもリスクがある、園庭に出ると騒音で保育士の声が聞こえない。どこが適切な環境と評価をされたのでしょうか?
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  • 図3を見てください。両側に交通量が多い道路、まるで大きな道路のセンターライン上に、保育園をつくっているのと同じです。そんな環境で認可保育所を設置することもこれまではなかったことです。高架下の騒音振動の問題だけでなく、様々な危険が重なり合っているところの保育所建設は問題だと指摘しておきます。次は高架の耐震性の問題です。私は実際に阪神・淡路大震災で新幹線の高架が落ちているのを見ました。阪急伊丹駅でも駅が崩れました。現在、園田駅は耐震工事がすすめられているとの事ですが、保育の現場は東に約200m離れた高架下です。

  • 高架の耐震化についてお聞きします。駅だけの耐震化ではなく、保育所建設の現場付近の高架の耐震化はどのようになっていますか?

健福委員会では高架の耐震については「必要なら改めて阪急等に確認を取りたい」と言われています。選定委員会での審議中には高架の耐震化は不明だったことになります。耐震化が不明のまま保育園の認可を行ったと言いうことです。果たしてそれで選定委員会の機能が果たせているんでしょうか。

選定委員会の選定内容に、建築基準法と消防法等要件を満たさなければならないとあります。まず建築基準法について伺います。建築基準法には保育室の広さ、保育室や給食室、園庭等の設置基準はありますが。高架下、両側の大道路、音や排気ガスで窓が開けられない、保育室や園庭に太い柱があり子どもを見守る視野が狭まる等の、立地に関する基準は示されていません。これでも建築基準に満たしているので認可したと言えるのですか。

  • 次は火災や災害時や藻川の氾濫時のことを想定して、保育園では必ず避難訓練をします。高い建物に逃げる、公園に避難する等の訓練の指導はどうなっていますか? 90人の園児を避難させる、安全な場所が近隣にありますか。
  • 次に「尼崎市遊技場およびラブホテルの建設に関する条例」について伺います。「保育環境への影響やトラブルを避けるため、遊技場等の250m以内に位置する場所を整備予定地とすることは配慮すること」あります。園田の駅前にパチンコ店があります。保育所建設予定地との距離はどれくらいですか?

1つひとつは問題ないとのことです。一度建設したら、30年40年子どもたちの生活の場となります。また今回の建設を許したら、まだどこかに高架下の保育所が出来るでしょう。だんだん問題意識も薄らいでいくでしょう。そして何か問題が起こった時に犠牲になるのは子ども達です。選定委員会は今回の保育園建設について、条例で定めた設置基準を満たしていると結論を出しました。施設の建設工法の配慮や遮音対策が十分ほどこされていることを確認して、選定したとの答弁でした。しかし騒音や振動の基準がないということで、現場で測定すらされていないのが現状です。次は高架下保育所の騒音・振動について伺います。世界保健機構では小学校、保育室の音の上限を35デシベルと基準があります。イギリスやドイツ、オーストラリア等の諸外国では独自基準を決めています。日本では文科省が小学校・幼稚園は50デシベルとしていますが、保育室は基準がありません。日本では大人では騒音や振動は70デシベル以上で体に影響が出ると言われています。しかし子ども特に乳児は、脳やからだの器官が未熟です。継続する騒音や振動、またその他の弊害でどのような影響が出てくるのか、検証報告がなく、保育を行う上での不安材料は多くあります。

  • 騒音や振動について伺います。学校や幼稚園には基準があって、保育所にはありません。幼稚園児より小さな子の長時間保育をしているのに、基準が無いのはなぜですか。

また近年は発達課題を抱えた子どもが増えています。発達障害がある子どもは、音にたいへん敏感であり大きな音でパニックが起こる場合もあります、保育士はたいへん神経を使って保育をしています。

  • 質問:ラッシュ時には2.3分おきにある不快な電車の通過音に対して、とっても過敏な発達障がい児にはどのような対応をされるのですか?

基準がないから騒音・振動の測定もせずに保育園の認可を行う。例えば川崎市に産業廃棄物置き場の隣に保育所が出来ました。重機でがれきをつぶし音が一日中、ホコリがすごい、お散歩に行くのにトラックが出入りする産廃置き場の入り口の前を通らないといけない、それでもここは認可保育園です。

  • 質問:このような場合でも、尼崎市も基準がないからと川崎市と同じように保育所の認可を行うのですか?

〈いいきり〉尼崎市は保育園を建てる土地がないわけではなく、なぜ電車の高架下に建てなければならないのか。それも市に事前の相談もなく阪急電鉄が建てて法人と契約を結ぶ。その後で認可を要請するというのはあまりにも勝手なやり方ではないかと考えます。保育に関わる当局は待機児解消に追い詰められ、保育の質が置き去りになっているとしか考えられません。これでは子どもの尊厳を守れているとは言えません。今回の認定は見直すべきです。続いて小中学校のトイレの洋式化についてです。 兵庫県内のトイレ改修率は、46.1%であり、近畿地域では兵庫県が一番高い比率でトイレ改修が行われています。尼崎市の洋式トイレの設置率は小学校で約62%、中学校で約43%、小中学校合わせると52,5%でした。未だに障がい者用を除くと男女ともに洋便器ゼロの小学校が2校、中学校は5校あります。建替えた学校では洋式化が進みました。建替えも一段落ついた状況で、今度はトイレの改修が急がれます。これまでは毎年国から臨時交付金がおりる時期に、洋式トイレ改修の予算が付きました。数年前までは複数の学校を改修できていましたが、今では交付金の額が少なく年1校程度しか行えていません。

  • 質問:尼崎市の小中学校のトイレの洋式化について、毎年予算を立てて計画的におこなうべきではないですか。
  • 質問:特に洋式トイレゼロの学校と新改築されトイレも洋式になった学校との不公平さが出てきています。小学校2校と中学校5校のトイレの改修ができていない理由は何ですか。

 お隣の伊丹市では、各学校にエレベーター設置と同時にトイレの洋式化を行ったということです。私は小学校に築50年の和式トイレと平成に改築された洋式トイレを見に行きました。和式トイレは丁寧に掃除され、暗いイメージだと子どもが怖がるからとPTAによる壁画が描がかれ、明るくきれいに使用されていました。掃除のときに水が当たり仕切りやドアが腐れていることころは補修され学校の努力がうかがえました。一方、洋式トイレでは、子どもクラブの子どもたちも使っており、指導員による掃除が行き届いており、便器と洗面所の鏡がピカピカ、その美しさには感動を覚えました。教頭先生が「教育委員会は各学校のトイレの一部分洋式化すればいいと思っている。洋式化になっているのは一カ所だけです。特に4階はトイレがないので子どもたちは大変困っています」とのことでした。

  • そこで質問します。各学校で部分的にトイレを洋式にされているのは、どうしてですか。また4階にトイレがないのは、水洗の水圧が弱いためだと聞いたことがあります。もし改築となった場合は、4階にもトイレを増築できますか。

神戸新聞に播磨町の小学校では改修工事が終わったという記事が載っていました。子どもたちから「家と同じように座ってできるからうれしい」「トイレに行くのが楽しくて、使う回数が増えた」「和式じゃないから、もうお化けの花子さんが出ない」と胸をなでおろす子どももいたそうです。尼崎市の子どもも同じ思いだと思います。使いにくい、汚い怖いと排泄を我慢している子もおり、トイレは子どもの健康にもかかわる大問題です。洋式化を喜ぶ子どもたちの声は、苦痛からの開放のようにも思えました。

  • 質問:3期目の市長が「この4年間小中学校のトイレの改修をします」と掲げられたら、子どもたちはどんなに喜ぶでしょうか。このような事業こそ借金してでもおこなうべきです。市長の見解をお示しください。

最後はおくやみ窓口の設置についてです。市民から相談があった後、NHKのニュースで大分県別府市の「おくやみコーナー」の報道がありました。その取り組みを紹介します。まず、来所者が死亡手続きに行くと、パーテーションで仕切られたスペースがあり、必要な手続きについての説明が丁寧に行われます。お客様シートに亡くなった方の名前や住所、口座番号など必要な項目を記入します。職員がその内容をパソコンに入力すると、10の手続が必要なら10枚の書類が自動的に印字され出てきます。来所者は二通りの手続き手順を選べます。一つはおくやみコーナーに担当職員の方から来てもらう。二つ目は自分で各窓口を訪ねますが、おくやみコーナーから各担当者に事前に連絡がいき情報を伝え、書類も整っているので待たされることなく、印鑑を押すだけで手続きを済ませることが出来ます。報道後に別府市には問い合わせや視察等が殺到したそうです。兵庫県三田市も今年7月からコーナーを設け実施しています。

質問します。尼崎市はこれまで「おくやみコーナー」の設置を検討されたことはありますか。

 別府市ではおくやみコーナー一元化の取り組みは、若手職員11名による「住民サービス向上のためのプロジェクトチーム」で検討され、窓口業務に焦点を当て、特に煩雑な死亡時の手続に関して専用コーナーの設置を提言しました。これを受け総務課の係長が中心に急ピッチで進め、1か月後にコーナーを開設できたそうです。これは市職員の連携によるものであり、市民サービスに応えようとする職員の情熱がこのスピード感のある取り組みとなりました。始まる前は、かえって窓口業務が増えるのではないかと職員の不安もありました。でも導入してみると、手続きがスムースに進むため、すぐに職員の間にも好意的な受け止めが広がったそうです。住民サービスの向上を目指した取り組みが職員の負担軽減につながるという、まさに一石二鳥の結果になったと報道されました。

市長にお聞きします。大きな予算を伴うものでもありません、市長のめざす住民サービス一つとして、導入されるお気持ちはありますか。

これですべての質問を終わります。