9月議会・川崎敏美議員の一般質問に対する答弁要旨です

質問

尼崎市の治水対策の主要な取組はどのようなものがあるのか。流域対策、減災対策の具体例は。

答弁

本市の総合治水対策における主要な取組としては、3つの柱で構成されており、①”ながす”河川下水道対策として、河川改修や下水道の雨水貯留管整備などを行っております。次に、②’ためる’流域対策としては、雨水を一時的に貯留し、又は地下へ浸透させることで下水道への集中を抑制するため、道路での透水性舗装や浸透ます・浸透管のほか、学校・公園等の公共施設を利用した貯留施設の整備、また住宅等に雨水貯留タンクを設置する各戸貯留への助成などを行っております。最後に、③”そなえる”減災対策としましては、浸水発生時の被害軽減を図るため、ハザードマップによる水害リスクへの意識啓発、情報伝達網の整備、水防訓練による対策の強化などを行っており、これら3つの対策を効果的に組み合わせて、総合的な治水に取り組んでおります。’以上

質問

県の方針に基づく、総合治水の考え方や具体的な計画について、市は住民への周知・徹底をどのように行ってきたのか。

答弁

総合治水対策の考え方については、市HPでの啓発をはじめ、庁内関係部局が連携し、流域対策として住宅等での雨水貯留タンク設置による各戸貯留の普及や、農会長会への水田貯留の啓発、減災対策として、出前講座や地域防災活動でのハザードマップによる水害リスクへの意識啓発に取組むなど、市民への周知に努めております。また、各事業個別の具体的な事業計画については、それぞれの所管部局において市民へ説明しているところであります。いずれにいたしましても、本市において総合治水対策は重要であることから、引き続き県とも連携を図りながら、周知・啓発を行うとともに、個別の事業計画についても丁寧に説明して参りたいと考えております。以上

質問

尼崎市の総合治水対策として校庭貯留、公園貯留、駐車場貯留、水田貯留の整備状況はどうか。

答弁

本市の総合治水対策における貯留施設の整備は、現在のところ学校の校庭貯留として双星高校の1校。公園貯留として戸の内公園、もすりん橋公園、神崎川緑地の3公園で実施しておりますが、駐車場貯留と水田貯留については、まだ実績がありません。また、その他の浸透施設の整備については、県条例が施行された平成24年度以降のものとしては、平成28年度に武庫支所の建替えに併せて、芝生広場の地下に雨水貯留浸透施設を設置したほか、道路での雨水浸透ます162箇所、浸透管1、1km、透水性舗装24,700㎡などを実施しております。以上

質問

貯留水のための施設提供を求められたとき、教育委員会はどのように対応するのか。

答弁

雨水の貯留浸透施設の整備につきましては、「尼崎市総合治水対策基本ガイドライン」のなかで、「公共施設等を新築の場合には貯留浸透施設の整備を行うほか、改築、大規模改修等を行う場合には、貯留浸透施設化を検討する」とされていることから、教育委員会といたしましても、新築等を行う場合は、ガイドラインに基づいて協力して参ります。また、雨水貯留のための施設提供を求められた場合は、学校及び避難所運営上の課題等について、学校関係者等と協議し、支障の無い範囲で対応して参りたいと考えています。以上

質問

貯留水のための施設提供を求められたとき、公園維持課はどのように対応するのか。

答弁

総合治水対策は本市の重要な施策でありますことから、構造上支障となる場合を除き、施設提供いたします。

質問

計画策定の初期段階から、住民とともに考えるべきであるが、今後の地域振興体制の見直しの中でどうするか。

答弁

地域振興体制の再構築の取組は、地域主体の学びや活動、交流の機会づくりを通して、まちへの関心が高まるきっかけや顔の見える関係をつくっていくこと、ひいては地域の課題解決等にともに取り組んでいくことを目的にしております。一方、ご指摘のような、行政計画等の策定にあたっての住民合意に向けた取組につきまして地域に配属される職員が、必要に応じて事業所管課とのパイプ役になることは、必要であると考えており、今後ともこうした役割を果たすことができるよう努めてまいります。以上

質問

生活保護における冷房器具の支給対象となる市民への周知徹底はどのようになされたのか。又その対象者は何人だったか。

答弁

平成30年6月27日付けで厚生労働省から通知があり、平成30年4月1日以降に生活保護開始や転居等を行った世帯で、熱中症予防が特に必要とされる高齢者等がおり、冷房器具の持ち合わせがない場合、冷房器具の購入として5万円までの範囲での支給が可能となりました。そのため、4月1日以降に、生活保護が開始となった世帯等542世帯を対象として調査を行い、廃止等を除き、担当ケースワーカーが冷房器具の設置状況等を促す中、直接説明を行っております。以上

質問

生活保護利用者の世帯数と人数は何人で、そのうちエアコンを設置している世帯の割合はどうか。

答弁

平成30年7月時点の被保護世帯数は13,977世帯、被保護者数は18,255人となっております。このうちエアコン設置世帯の割合については、平成30年4月1日以降の保護開始世帯においては、約9割程度のエアコン設置が確認されております。その他の保護継続中の世帯については、今回の支給対象には該当しませんが、現在、順次調査を行っているところであり、その割合は把握できておりません。

質問

生活保護利用者で、制度を利用し、冷房器具を設置したのは何件か。

答弁

平成30年8月末までに冷房器具の設置について支給決定を行った件数ぱ15件となっております。以上

質問

①エアコン助成の対象枠の拡大、②電気代の負担軽減の関西電カへの申し入れ、③生活保護の夏季手当創設の国への申し入れ、④社会福祉協議会の貸付制度の手続き簡素化などについて、市の見解は。

答弁

相馬市や荒川区におけるエアコンの助成制度は承知しておりますが、本市の厳しい財政状況を踏まえますと、市単独で助成制度を設けることは難しいものと考えており、引き続き、社会福祉協議会による貸付制度である生活福祉資金をご活用いただきたいと考えております。生活保護基準については、国の社会保障審議会生活保護基準部会の専門的な検証結果に基づき、厚生労働大臣が生活保護受給者の年齢や世帯人員、地域差による影響を調整するとともに、物価の動向を勘案して最低限度の生活の需要を満たすことのできる基準を定めており、夏季手当の創設について、国に対して要望する考えはございません。本市としては、保護の運用について定めている実施要領の改正に関する指針として、平成25年度から毎年度、冷房器具を家具什器費の支給対象とするよう求めております。さらに、今隼度は、日常的に使用した家電の故障修繕費用等を追加するよう厚生労働省に意見を提出しているところでございます。また、社会福祉協議会の貸付制度については、手続きの簡素化を図るよう市社協に働きかけてまいります。なお、関西電力には、今夏における本市の状況を、伝えてまいりたいと考えております。以上

質問

教科化されてからの道徳の授業はどう変わっているか。また、教科化となったことによる評価システムにはどう対応しているのか。

答弁

本市におきましては、平成29年5月から校長・教員・教育委員会事務局で構成された「道徳教育検討委員会」において、年間指導計画の作成や授業の指導方法、評価の在り方などについて研究し、「特別の教科道徳」への準備を行ってまいりました。それを受けて、4月からは各学校で作成した年間指導計画に従い、検定教科書や兵庫県版道徳副読本等を使用し、体験的な学習などを通して、「考え・議論する授業」を行っております。また、評価につきましては、他の児童と比較して優劣を決めるのではなく、児童がいかに成長したかを積極的に受け止め、認め、励ます個人内評価として記述式で行っております。教育委員会といたしましては、教員が自らの指導を評価するとともに、道徳の授業の質的改善を図ることができるように努め、子ども達の豊かな心を育成してまいります。以上

質問

道徳教育はいかにあるべきか。

答弁

学校における道徳教育は、学習指導要領の総則の中で「教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき、自己の生き方を考え、主体的な判断の下に行動し、自立した人間として他者とともによりよく生きるための道徳性を養うこと」を目標とすると定められています。さらに、その解説の中で、特定の価値観を生徒に押し付けたりせずに、多様な価値観を認め、自立した個人として、よりよく生きるために道徳的価値に向き合い、いかに生きるべきかを自ら考え続ける姿勢こそ道徳教育が求めるものであるとしています。教育委員会といたしましては、このような学習指導要領に記載された内容に則して道徳教育を推進していくべきものであると考えています。以上